ISMS COLUMNISO規格の知識コラム(ISMS)

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ISMS認証を取得するのにコンサルは必要か

2026.03.09
ISMS認証を取得するのにコンサルは必要か

この記事の3つのポイント

  1. 8~9割の企業がコンサルタントを利用してISMSを取得しており、利用するのが一般的
  2. 利用するかの条件は、取得の必要性、期限の有無、知見の有無、人手、取得後の運用などで判断
  3. 自力取得に役立つツールもあるが、コンサルの方がいろいろな面でメリットが多い

ISMS認証の取得が現実味を帯びてきたとき、多くの企業が悩むのが「コンサルは本当に必要なのか?」という点です。ネット検索してみると、ISMS認証コンサルを勧める情報もあれば、自力取得や取得支援ツールを紹介する記事もあり、何が正解かわからなくなることもあるでしょう。

実際には8~9割の企業がコンサルを活用してISMS認証を取得していますが、すべての企業に必須とは限りません。この記事では、条件別に「コンサルを利用すべきかどうか」をわかりやすく解説します。

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ISMSのコンサルとは?役割を確認

ISMSのコンサルとは、認証取得に向けた準備から取得後の運用までを専門的にサポートする外部の専門家です。
規格の解釈や体制構築、文書整備、審査対応などについてアドバイスを行います。

サービス内容は業者によって異なり、助言のみの場合もあれば、文書作成や内部監査対応など実務を一部代行してくれるケースもあります。

ISMSの認証取得にコンサルは必要か?

結論からいえば、よほど条件がそろっていない限り、ISMS認証の取得にコンサルは事実上必要です。
規格への理解や文書整備、審査対応までを自社だけで進めるのは想像以上に負担が大きいためです。

実際、8~9割の企業がコンサルを利用して認証を取得しているのが現実です。
自力取得も不可能ではありませんが、一般的には専門家によるサポートを受けながら進めるケースが多数派となっています。

条件別|利用すべきケースの基準

自社対応とコンサル活用を比較してみると、担当者の業務負荷や取得までの期間、確実性など、さまざまな点で違いが見えてきます。コンサル会社に依頼すれば、専門家の支援により負担を軽減しつつ、スピーディかつ高い確実性で認証取得を目指せるのが大きなメリットです。

これから挙げる「必要性」「期限」「知見」「人手」「取得後の運用」の条件に多く当てはまるほど、コンサルを利用すべき可能性は高まります。では、それぞれを詳しく見ていきましょう。

【必要性】確実に取得したいなら利用

取引条件などでISMS認証の取得が必須となっている場合は、確実性を重視しコンサルを利用するのが現実的です。
コンサルは豊富な専門知識と支援実績に基づくノウハウを備えているため、審査のポイントをふまえて進行できます。また、現場のリテラシーや経営層の温度感に左右されやすいシーンにおいて、社内調整を円滑に進めやすくなる点でもコンサルは有利です。

【期限】希望のスケジュールがあるなら利用

入札条件などで取得期限が決まっている場合も、コンサルの活用をおすすめします。特に残り期間が短い場合、自力での対応は事実上難しいケースもあります。
目安として、1年未満での取得を目指すならコンサルを利用した方が確実です。

明確な期限がなくても、できるだけ早く認証を取得したい場合も同様です。自社対応では1年以上かかることもありますが、コンサルを活用すれば数カ月~半年程度で取得できるケースもあります。

【知見】社内に知見がないなら利用

社内にISMSやISO取得の経験者がいない場合は、コンサルを活用した方が少ない労力で進められます。
規格要求事項を一から理解し、自社にマッチした仕組みへ落とし込む作業は想像以上に難易度が高いものです。自力での取得は、学習と実務を並行する必要があり、多くの時間と工数を要します。

その点、専門家によるサポートがあれば、遠回りを避けながら効率的に認証取得を目指せます。

詳しくは以下の記事でも解説しています。
「ISMS(ISO27001)取得の難易度は高い?難点をクリアする方法も解説」

【人手】社内に人的リソースがないなら利用

知見の有無以前に、そもそも人手が足りず専任で担当できる人がいない場合、社内だけでISMS認証を取得するのはまず不可能です。
このようなケースでは、コンサルに依頼し、文書整備や内部監査支援など代行可能な実務を任せる必要があります。

また、担当者が通常業務で多忙な場合も同様です。負担を集中させると業務に支障が出るため、コンサルを活用して負荷を分散させることがポイントです。

【取得後の運用】取得後も適切に運用したいなら利用

ISMSは“認証を取得して終わり”ではなく、その後もPDCAを回しながら継続的に改善していくことが求められます。適切に運用し続けたい場合は、コンサルにチェックやアドバイスを依頼することで、無理なく体制を維持しやすくなります。

さらに、年1回の継続審査や3年ごとの更新審査に向けた準備・対応もスムーズに進められる点もメリットです。

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ISMSの認証取得でコンサルに依頼できること

コンサルは、準備段階から審査対応まで一連のプロセスを幅広くサポートします。

コンサルの主な支援内容

ただし、サービス内容や関与の度合いはコンサルごとに異なります。
上記のような実務を代行してくれるケースもあれば、アドバイス中心で作業自体は社内で行う必要がある場合もあります。
もちろん支援範囲が広いほど費用も高くなるのが一般的です。

ISMS認証とコンサルに関するQ&A

ここまでISMS認証におけるコンサルの利用について解説してきましたが、「ツールで代替できるのでは?」「費用はどのくらいかかるのか?」といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
ここでは、よくある質問を取り上げ、判断材料となるポイントを整理します。

ツールがあればコンサルは不要?

近年は、コンサルが不要になるレベルのISMS取得支援ツールも登場しています。
ガイドに沿って作業を進めることで、自社に適したマネジメントシステムを構築できる設計になっており、不明点を質問できるカスタマーサポートを備えたものもあります。

ただし、ツールとコンサルにはそれぞれメリットがあります。コストを抑えつつ自社主導で進めたい場合はツールが有効ですが、スピードや手間の削減、取得の確実性まで含めて考えると、総合的にはコンサルの方が優位といえるでしょう。

コンサルに依頼すると費用がかさむのでは?

コンサルに依頼すると費用が高くなるのでは、と不安を抱く方も多いでしょう。
しかし総合的に見ると、コンサルタントを利用した方が結果的に費用を抑えられるケースは少なくありません。
それは、担当者の作業負担が軽減されることで、ISMS取得にかかる人件費を抑えられるためです。

さらに、取得までの期間を短縮できれば、その分の機会損失や追加工数も減り、トータルコストの削減につながります。

コンサルを選ぶときのポイントは?

コンサルを選ぶ際は、費用だけで判断するのではなく、次の点を総合的に比較することが大切です。

コンサルを選ぶ際のポイント

また、必ず複数社から相見積もりを取り、担当者と直接話したうえで判断しましょう。サポート内容だけでなく、説明のわかりやすさや相性も含めて総合的に選ぶことが、正しい選択につながります。

まとめ

ISMS認証の取得では、多くの企業がコンサルを活用しているのが実情です。
利用すべきかどうかは、取得の必要性や期限、社内の知見や人手、取得後の運用体制などによって判断できます。
また、自力取得を支援するツールもありますが、スピードや確実性まで考えるとコンサルのメリットは大きいといえます。

まずは自社の状況に合った最適な方法を選び、無理のない形でISMS取得を進めていきましょう。

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早坂 駿汰
早坂 駿汰ISO審査員

日々の審査を通じ、 知識の拡大に奮闘しております。 前職で培った丁寧さを持ち前に、お客様に寄り添う審査員として活動していきたいと思っております。

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