会社概要や具体的な事業内容
精密機械部品の設計・製造技術を基盤に、鉄道レール保線用機器を開発・製造する企業です。産業機械等の精密機械部品の受注製造に加え、鉄道保線用機器の自社開発・販売も行っています。
ISOの取得を目指した背景
当社では、お客様からの直接的な要請があったわけではございませんが、現在の組織体制や業務運営の在り方を客観的な枠組みで振り返り、今後の更なる成長に繋げることを目的に、ISO9001の取得を決意いたしました。これまで当社は、熱意とスキルを持った個々の社員の努力によって高い成果を上げてきました。一方で、そのような属人的な体制に依存している側面も否めず、より持続的で再現性のある「仕組み」へと昇華させることで、組織全体の底上げと、長期的な成長を図りたいと考えました。
ISO取得はあくまで通過点と捉えており、この取り組みを通じて、より柔軟で確かな品質管理体制を築いてまいります。
審査を受けるにあたって、GCERTIを選んだ理由
・認証審査、維持審査を経て感じた審査員の方々の製造業に対しての知識、理解度の高さ・対応の早さ
実際に審査を受けた感想
良かった点:・とてもスピーディーでメリハリのある審査で良かった。
・とても紳士的で丁寧な対応で、審査を受ける側として好感が持てる。
・製造業への理解が深く感じられ、ある程度の「業界あるある」をすぐに理解してくれた。(柳翔太審査員)
改善点:
なし
ISO取得の前後で、社内・社外の変化や効果
取得後:社外に対する大きな変化は見られないものの、社内においては、徐々にPDCAサイクルを意識し、実践しようとする動きが現場で見られるようになってきました。これは、日々の業務改善の第一歩として非常に心強い変化です。
今後は、当社らしい形でPDCAサイクルをより迅速に回す文化を根付かせ、個々の成長と組織の進化を両立させていきたいと考えております。
また、審査機関の皆様からいただいたご指摘の中でも、複数社を見てこられたからこその視点でいただいた「作業環境」に関するご意見は、当社にとって大変有益であり、改善への具体的な指針となりました。