ISO9001 COLUMNISO規格の知識コラム(ISO9001)
ISO9001 コラム
【ISO9001:2015年度版】要求事項の改正ポイントは大きく分けて
の4つです。
本記事ではこの4つのポイントについて詳しく解説するとともに、次の改定についても言及していきます。
ISO・ISMS審査に関するご質問は
お気軽にお問い合わせください!お問い合わせフォーム
事業プロセスへの品質マネジメントシステム要求事項の統合をトップマネジメントに対して求める要求事項が追加となりました。
この追加により、事業とは独立してしまっている品質マネジメントシステム、及び品質マネジメントシステムの計画、運用そのものが目的になるような形骸化した適応を防止しています。
リスク及び機会への取組みを強化したことにより、品質マネジメントシステムの計画を十分検討せず、不適合が発生すれば再発防止を行えば良いといった考え方をしてきた組織に対して、計画機能の充実を求めています。
実際の業務の流れに沿った、マネジメントシステムの構築が必要となりました。
組織内の情報伝達手段も含めて、業務実態をよく反映しておくことが必要となりました。
旧規格で用いられていたマニュアル作成の要求事項が「文書化した情報」として表現されるようになりました。
表面的には、要求事項が緩和されていますが、自由度が認められた分、組織には必要となる文書化した情報及び責任・権限を自ら明確にし、自律的に品質マネジメントシステムを計画・運用することが求められるようになりました。
2015年度版に改定されてから約7年(2022年9月現在)が経ちますが、次の改定はいつになるのでしょうか。
結論、現状のまま、しばらく(2030年まで)は改定をしないと言われております。
2020年にTC176/SC2によるレビューでは、「2030年まで発行されない可能生がある」と書かれています。
仮に改定されたとしても、そこまで大きな変化がないと言われるほど、2015年度版は充実した改定が行われたことがわかりますね。
2015年度版への改定により、ISO9001は今までの書類ベースの規格から実務ベースな規格へと変わりました。
ISO審査機関である弊社(株式会社GCERTI-JAPAN)としましても、お客様の負担を減らし、実務で役立つような審査を実施するよう社内で徹底しております。
今後ISO9001を取得し、負担なくマネジメントシステムを維持していくことをご検討されておられるお客様は是非一度、お問い合わせ下さい。
お客様にとって、より良い審査をご提供させて頂きます。
本記事が皆様のお役に立つことが出来れば幸いです。
SNSでシェアする
株式会社GCERTI-JAPANは
ISO審査機関です。
コラムの内容やISOに関することでお困りの際はお気軽にご相談ください。
ISO審査員がお答えします。
一審査員として、社会貢献ができるよう努めてまいります。 また、営業面ではお客様にとって、より良い提案ができるよう、お客様とのコミュニケーションを大事にしております。
お問い合わせはこちら