ISO14001 COLUMNISO規格の知識コラム(ISO14001)
ISO14001 コラム
ISO14001を取得されている企業の皆様はご存じかと思いますが、ISO14001の規格要求事項には、『内部監査』という項目があります。
今回はその『内部監査』を行う上では欠かせない、内部監査のチェックリストサンプルを無料で公開致します!
ぜひ内部監査の際にご活用くださいませ。
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チェックリストのサンプルをご紹介する前に、具体的にISO14001規格内の『内部監査』の項目に対してどの様な要求が記載されているのか、項番内容を見ていきましょう。
ISO14001規格の項番『9.2 内部監査』の要求事項をまとめると次の通りとなります。
以上が監査を実施するためのポイントとなりますが、環境マネジメントシステムでは特に、「業務の環境上の重要性」を考慮した審査プログラムを作成することが重要になってきますのでチェック項目として重点的に入れながら内部監査チェックリストを作成していくとよいでしょう。
前項でご紹介した内部監査の要求事項内容を踏まえた内部監査チェックリストのサンプルがこちらです!
ぜひ保存してご活用くださいませ。
※あくまでも一例ですので、各企業様の業務内容に合わせて、変更していく必要があります。
※無断転載はお控えくださいますようお願い致します
質問事項
ISO14001規格の項番ごとに要求されている事項を質問事項として記載しています。
こちらの内容は、もちろんこの通りの文言である必要は全くありません。
各企業様の製品、サービスや運用方法に合わせて、必要な内容に変更していただければ大丈夫です。
関連要求項番
ISO14001の要求事項の項番を示しています。
内部監査で項番内容の全てを網羅することは出来ないと思いますので、各企業様が実施されている業務の中で重要な業務内容や影響の大きい部分をメインで質問項目を絞られるとよいかと思います。
確認状況、証拠
実際に監査を行って、確認した状況や証拠の記録や文書を記載します。
単に出来ているかのチェックを記載するのではなく、どの様に行っていたか、実際の業務で使用している記録類を確認し、内部監査の記録として残すことが重要です。
また記録類が適切に運用されているか等も確認する必要があります。
記載漏れ、更新忘れなどにより業務の運用上影響が出ていないか等確認するとよいでしょう。
表に記載している「」内の文書や記録等は、あくまでも一例ですので、各企業様が使用しているフォーマット名を記載していただければと思います。
評価
質問項目について実施されていれば適合、実施されていなければ不適合とし、改善をする必要があります。
前回の内部監査で不適合があったか、その内容はどの様なだったかを確認できるように記録しておくとよいでしょう。
内部監査の計画を立てる際は前回の監査内容を基に、重点的に見る項目などを考慮し、チェックリストを作成すると継続的な改善に繋がりPDCAを上手く回すことができます。
ISO14001の内部監査チェックリストの作成ポイントとしては、環境に対するマネジメントシステムですので、特に赤字で書かれたチェックリスト内容が重要な部分になるため、重点的にチェック項目に入れられるとよいでしょう。
各企業様の業務形態の変化や、お取り扱い製品、サービスの変化によって環境側面、順守義務のある法令、緊急事態への準備など変わってくるかと思いますので、内部監査のタイミングで見直していただき、文書関係も更新されるとよいでしょう。
以上のポイントを考慮して、充実した内部監査チェックリストを作成してみてはいかがでしょうか?
あくまでも一例にはなりますが、参考にしていただけると幸いです。
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