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その他の規格 コラム
ISO45001を取得すると
といった5つのメリットが得られます。
もちろんメリットだけではなくデメリットもあります。
そこで本記事ではISO45001を取得することで得られる4つのメリットと、3つのデメリットについて詳しくご説明いたします。
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ISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)とは、その名の通りISO(国際標準化機構)が定めた労働における安全面と衛生面について定めたマネジメントシステムの国際標準規格です。
昨今「ブラック企業」「ホワイト企業」等会社に対する労働環境の注目は非常に高くなっており、従業員が安全に働くことができる環境が整っていることをアピールできる国際的な根拠となります。
つまりISO45001を取得することで、健全な労働環境やクリーンな衛生環境について高い水準で運営していることの対外的な証明となります。
また、組織の体制を効率化できるようになり、不必要なコストの削減や組織の活性化に繋げることができます。
組織の中で日頃から安全や衛生について考えられている人材とはどんな立場の方でしょうか?
恐らくはトップ若しくは上位役職者の方ぐらいではないでしょうか?
しかし労働や安全というものは組織の従業員全てに関わってきます。
ISO45001の取得に向けた取り組みや、取得後の継続的な改善活動には組織全体で取り組みます。
1従業員の方もISO45001において取り組むべき指針に触れることで、意識改善を促すことができ組織全体として安全・衛生面への取り組み参加が見込めます。
安全・衛生面のみではなくPDCAサイクルを回すことにより組織全体としての業務の改善・効率化が見込めます。
どんな企業・業種においても人間が作業していくうえで、不慮の事故やちょっとした作業ミスによるケガを生涯0%でキープすることは難しいと思います。
どれだけ優秀な組織・人材でもたった一度の事故でその地位を保つことは厳しくなってしまいます。
ですが、ISO45001を取得し労働における安全面や衛生面を意識して、対策・対応を思案し取り組んでいくことで、限りなく0%に近づけることは可能です。
ISO45001の取得に組織として動き、安全面・衛生面での運営についてトップ含む従業員の皆さんが取り組むことで、発生してしまうかもしれない事故を防止。
また仮に事故が発生してしまった際も影響を限りなく低減させることが可能となります。
国際的な認証であるISO45001を取得していると、既存のお取引会社・新規お取引先への好印象としてお仕事の受注につながる可能性があります。
仮にお仕事を発注されるとき受注金額や品質が全く同じ2社があった際、国際認証を取得している/取得していないでは、お取引先に与える印象は全くの正反対になってしまいます。
現実的にはその他様々な条件によってお仕事は受発注されますが、ISO45001を取得することによりお取引先に対するステータスとして使用することが可能になります。
ISO45001を取得されている同業他社様はどの程度いらっしゃるでしょうか?
現在国内では200~300社程が認証を受けられています。
他のISO規格だとISO:9001 約25000社超 ISO:14001 約15000社超ほど受けられています。上記の2つの規格はポピュラー認証規格で聞いたことがある方も多いかと思います。
ですがISO45001は現在国内では200~300社程しか認証を受けられていません。
他の規格と比べると取得されている会社数が少ない規格ですが、会社運営には欠かせない労働における安全と衛生に対するマネジメントシステムですので、自社のアピールとして他社との差別化に使用することができます。
ISO45001は新規取得時のみではなく、取得した認証の維持・更新時にも審査を受ける必要がありその都度審査費用が発生します。
その審査費用としてかかるコストがISO45001を取得したことで得られる新規取引先の拡大や売り上げの向上などのメリットに見合っているか、認証を取得する事によるコストパフォーマンスに満足できるかどうかがキーポイントになるでしょう。
ISO45001を取得するにあたり、規格で求められる文書や運用マニュアルの作成が必要になります。
そのため日常業務以外にも文書を作成する時間が必要になります。
また文書類には保管の必要もあり保管スペースや管理される方の任命も必要になってきます。
01でも軽くご説明しましたがISO45001の維持には毎年1回審査を受ける必要がございます。
認証審査は組織規模によって1日~3日間程必要とするため、ISOの管理責任者以外にもトップ、各部門の担当者等関係者の日程調整が必要となってきます。
いかがでしたか?
本記事がISO45001を取得すると得られるメリット・デメリットをきちんと把握した上で、「自社にとってISO45001は本当に必要か/必要でないか」を考える一助となれば幸いです。
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