ISO9001の審査員にはどうやってなるの？一般的な条件と流れをご紹介します！

皆さんは審査員になるためにはどんなことをする必要があるかご存じでしょうか？
今回は、ISO9001の審査員になるためには何をする必要があるのか、どんな条件が必要になるのかをご紹介したいと思います。

※本コラムでご紹介するのは一般的な方法ですので、各認証機関によって制度が違う場合もございますので、それぞれの組織の条件については各組織のHP等の情報をご確認頂きますようお願いいたします。

ISO9001の審査員になるための条件

まずは大まかにISO9001の審査員になるための一般的な条件と流れをご紹介いたします。

1. 学歴、職歴条件：高等学校以上を卒業している場合、社会人として4年の実務経験
2. 過去10年以内に2年以上品質マネジメントシステム分野の実業務を実施していた経験
3. 審査員登録機関に審査員登録をする
   （この審査員登録を実施する為には、1や2の実務経験であったりいくつかの条件がありますが、そのうちの一つとして研修機関等にてISO9001の審査員になるための研修コースを受け、試験に合格する必要があります）
4. 3の審査員登録の証明を持って各認証機関に登録をし、審査の依頼を受けて実業務を行っていく

大きくは上記の流れになります。
続いて3の審査員登録についてもう少し詳しくご説明致します。

この『審査員登録』を実施することにより、審査員としての資格を得られることになりますが、日本国内ではISO9001の審査員の登録機関は2つあります。
1つ目は「JRCA」、2つ目は「IRCA」です。

どちらで登録しても日本で審査員として活動を行うことはできますが、それぞれで審査員登録の条件等が異なってきます。

また審査員登録には、審査員としての実績によって、「審査員補」や「准審査員」、「審査員」、「主任審査員」に分かれており、初めは審査員補等からのスタートになります。
それぞれの登録条件については下記の表をご参照下さい。

JRCA＝（一財）日本要因認証協会 マネジメントシステム審査員評価登録センターの登録条件

IRCA＝国際審査員登録機構の登録条件

以上が、JRCA、IRCAの審査員登録の条件となります。
この条件をクリアし、審査員登録が完了すれば、それぞれの認証機関で審査を実施することが可能となります。

力量をつける為の取り組み

弊社（株式会社GCERTI-JAPAN）では、審査員登録後すぐに審査員としてデビューするわけではなく、審査実績のある審査員から業巣別に4回テストに合格しなければ審査員として正式には認められない仕組みとなっております。

審査員として活躍する条件は認証機関によって異なると思いますが、弊社では力量を身に着けた上で審査に望めるようしっかりとした教育を実施しております。

まとめ

ISO9001の審査員になるための流れについて参考になりましたでしょうか？
少しでもISOの審査員に興味を持っていただけたら幸いでございます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。