ISO9001
COLUMNISO規格の知識コラム(ISO9001)

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ISOを取得するメリットを解説

2021.10.15

ISO規格を取得することで得られる代表的なメリットとしては、「(社外)取引において大きな信頼を得られる」、「(社内)組織のシステムを見直し、是正することで社内体制が整備される」といったものが考えられます。
ISOにはさまざまな規格がありますが、上記のメリットはどの規格にも共通していると言えるでしょう。

本記事ではさらに深掘りして、ISO規格の中でも特にISO9001(品質マネジメントシステム)・ISO14001(環境マネジメントシステム)・ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)という3つの規格固有のメリットを順番にご紹介致します。

自社の事業内容や取引状況に合わせて、ISO規格を取得する必要があるのか?必要であればどのISO規格を取得すれば良いのかを判断するためにお役立てください。

ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得するメリット

ISO9001を取得すると、

  1. 企業としての信頼感や安心感がアップし、取引先拡大に繋がる
  2. 組織のシステムが確立され、生産性が高まる
  3. 人に依存せず品質を維持できる、従業員教育の効率アップ
  4. 継続的に品質が改善され、常にお客様からの信頼を得られる
  5. 責任と権限が明確になり、従業員満足度がアップする

といったメリットが得られます。

ISO9001(品質マネジメントシステム)はその名前の通り品質に関するマネジメントシステムです。

ISO9001を取得していると「国際基準をクリアした品質の製品やサービスをお客様に提供できる企業である」として、お客様から大きな安心感と信頼感を得られます。
ISO9001の取得を取引条件にしている企業もあるため、ISO9001認証を取得することは取引先の拡大につながると言えるでしょう。

さらにISO9001を取得する際には作業手順の明確化が求められます。
これによって今まで見過ごされていた無駄が是正され、生産性の向上・作業者による品質のバラつきがなくなり、常に一定の品質を保つことができるようになります。

定期的なISO更新審査に向けて上記のような業務改善を続け、常にPDCAサイクル(Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(確認))を回してマネジメントシステムを正しく運用し続けると製品やサービスの品質を高水準で保てるようになり、お客様からも継続して信頼を得ることができるでしょう。

ISO9001を取得する際には作業手順だけでなく「責任と権限」も明確化されます。
明確化された各部門の責任者が組織を管理することで、従業員ひとりひとりが役割を正しく認識できるようになり、現場の統一感が増して従業員のモチベーションアップにも繋がります。

ISO9001を取得するメリットについてはこちらの記事でさらに詳しくご説明しておりますので、併せてご参照ください。
ISO9001を取得するメリット・デメリット

ISO14001(環境マネジメントシステム)を取得するメリット

ISO14001を取得すると、

  1. 企業としてのブランドイメージや信頼性が向上
  2. 企業運営における環境関連のリスクを未然に回避
  3. 業務改善や経費削減による生産性の向上
  4. 環境リスクへの知識が身について緊急時の対応がスムーズに
  5. 従業員のモチベーションアップ

といったメリットが得られます。

ISO14001(環境マネジメントシステム)はその名前の通り環境に関するマネジメントシステムです。

ISO14001を取得していることは「環境保全活動を積極的に行なっている会社である」という対外的なアピールになり、社会的責任をきちんと果たしている会社であるとして企業自体のブランドイメージが大きく向上するでしょう。

またISO14001は単純に「環境に良いことをする」のではなく、「業務改善や経費削減等、生産性の向上を図りながら、結果的に環境への配慮もできるような活動を継続する」ことが目的です。
そのためISO14001は「生産性の向上」と「環境への配慮」を同時に実現します。

さらに環境関連の法規制を自然に遵守しつつリスクを回避できることはもちろん、取得の過程でどんな事故や万が一のことが起こり得るのかを学べるため、有事の際にも落ち着いてスムーズな対応が取れるようになります。

ISO14001を取得するメリットについてはこちらの記事でさらに詳しくご説明しておりますので、併せてご参照ください。
ISO14001を取得するメリット・デメリット

ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得するメリット

ISO27001を取得すると、

  1. 企業としての信頼感や安心感がアップ、取引先拡大に繋がる
  2. 従業員の情報セキュリティに対する意識の向上
  3. 適切な情報セキュリティ管理でリスクを避けられる
  4. 情報の活用、業務効率の向上

といったメリットが得られます。

ISO27001(情報マネジメントシステム)とは、その名の通りISO(国際標準化機構)が定めた情報に関するマネジメントシステムの国際標準規格です。

ISO27001を取得していることは「情報セキュリティ管理やその取り扱いにおけるルールや意識が国際基準で行き届いている」というアピールになります。

また社内的には従業員の情報セキュリティに対する意識の向上というメリットが見込まれます。
定期的な従業員への情報セキュリティ教育によって起こりうる情報セキュリティ事故や情報管理意識を学ぶことで、情報漏洩などの事故を減らすことができます。

さらに、ISO27001では企業の持つ情報資産や業務フローをベースにした定期的なリスクアセスメントの実施が求められます。
このリスクアセスメントによって組織全体で常に適切な情報セキュリティ管理ができている状態を保つことができます。

またISO27001では情報を整理整頓し、必要なときに必要な情報にいつでもアクセスできるようにすることが求められています。
無駄な時間や手間をかけずに情報へアクセスできる状態を保つことで、業務効率アップが期待できます。

ISO27001を取得するメリットについてはこちらの記事でさらに詳しくご説明しておりますので、併せてご参照ください。
ISO27001を取得するメリット・デメリット

いかがでしたか?
自社に必要と思われる規格がございましたらぜひ詳細な解説記事も併せてご覧いただき、取得検討の材料にしていただければと思います。

株式会社GCERTI-JAPANはISO審査機関(ISO認証機関)です。
ISO9001・ISO14001・ISO27001・ISO45001に関する審査及び審査に関するセミナー・研修の企画、運営についてお困りの際はお気軽にご相談ください。経験豊富な現役のISO審査員がお応え致します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

小野 友梨香
小野 友梨香ISO事務局員
普段の仕事は日程調整や内部のシステム改善。趣味は旅行と散歩で休日は3〜4時間歩いています。 元気に働いていますので不明点あればお気軽にご相談下さい。
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