ISO9001
COLUMNISO規格の知識コラム(ISO9001)

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ISO規格の種類はどんなものがあるの?

2021.10.01

ISO規格には大きく分けて製品そのものを対象とする「モノ規格」と組織の活動を管理するための仕組み(マネジメントシステム)を対象とする「マネジメントシステム規格」があります。

そもそも、ISOとはスイスのジュネーブに本拠地がある国際標準化機構ISO(正式名称「International Organization for Standardization」)の略称のことでです。
ISOは国際的な共通規格を制定することを目的として活動しており、このISOが制定した規格を「ISO規格」といいます。

本記事では、「モノ規格」と「マネジメントシステム規格」がどういったものなのか、また具体的にはどんな規格があるのかをご紹介いたします。

モノ規格とは

「モノ規格」とは、時間の単位、質量や長さ、案内標識、コンセントやプラグなどの「モノ」に対して世界共通の基準を定めるための規格です。
簡単に言い換えると「世界共通のものさし」といったところでしょうか。

国際間での取引の際に国ごとに製品のサイズや品質・保証される安全性の基準が違っているとあらゆる面で支障が生じてしまいますよね?
ISOモノ規格はこれらの支障を回避し、国際間の取引をスムーズにするのに一役買っています。

身近な例としては、非常口のマーク(ISO 7010)やカードのサイズ(ISO/IEC 7810)、ネジ(ISO 68)といったISO規格が挙げられます。

マネジメントシステム規格とは

「マネジメントシステム規格」とは、製品そのものではなく、組織の品質活動や環境活動を管理するための仕組み(マネジメントシステム)について制定されたISO規格です。

このマネジメントシステム規格の対象となるのは、マネジメントシステムを運用する企業などの「組織」です。ここでいう「組織」とは2人以上の集まりのことで、企業だけではなく病院や地方自治体等の団体も含まれます。(個人は対象となりません。)

本記事では企業を対象としてご説明させていただきますが、企業に所属する社員が全員で同じ目標に向かって活動をするためには、適切なマネジメント(管理)が必要不可欠です。
特に企業規模が大きく対象となる社員が多ければ多いほどマネジメントは企業運営の重要なファクターとなります。

適切なマネジメントのためには社員全員が企業内で設けられたルール(規定や作業手順など)を遵守する必要があります。
さらにそのルールを運用するために各部署や部門ごとに責任者を決め、その責任者に明確な権限を与えることによってより円滑な企業運営が可能となります。

上記のようなルール(規定や作業手順など)やそれを運用するための社内体制(責任や権限)を「マネジメントシステム」といいます。
つまり、マネジメントシステムとは皆がスムーズに同じ目標に向かって活動をするための仕組みのことで、「ISOマネジメントシステム規格」とは、「ISOが策定したマネジメントシステム(仕組み)に関する規格」ということになります。

マネジメントシステム規格の例

ISO規格は現在5万件以上あります。
前項でお伝えした通り、その中でも特に企業活動に関わりが深い規格がマネジメントシステム規格になります。

ここでは特に日本での取得件数の多いマネジメントシステム規格をピックアップしてご紹介いたします。

ISO9001(品質マネジメントシステム)

ISO9001はISOが定めた品質マネジメントシステム規格で、品質管理の国際基準に基づき製品やサービスの品質を継続的に向上させることを目的としています。

長期的に良い品質の製品やサービスを顧客に提供し続けられるように社内のマネジメントシステムを整えることで、顧客満足の向上はもちろん、生産性の向上による利益率アップとコスト削減が期待されます。

ISO9001(品質マネジメントシステム)についてはこちらの記事でさらに詳しくご説明しております。
併せてご参照ください。
ISO9001とは?基本から解説します

ISO14001(環境マネジメントシステム)

ISO14001はISOが定めた環境マネジメントシステム規格で、サステナビリティ(持続可能性)の考えのもと、環境リスクの低減および環境への貢献を目的としています。

企業の活動が環境(自然・人・物)に悪い影響を与えていないか、もし与えているのであれば改善するためのシステムを構築することを求められます。

ISO14001(環境マネジメントシステム)についてはこちらの記事でさらに詳しくご説明しております。
併せてご参照ください。
ISO14001とは?基本から解説します

ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)

ISO27001はISOが定めた情報セキュリティマネジメントシステム規格で、情報の「機密性」「完全性」「可用性」という3つの項目を適切にマネジメントし、有効活用するための組織の枠組み作りを目的としています。

情報の「機密性」「完全性」「可用性」とは、情報セキュリティ(企業が所持している情報が外部に漏洩しないために行う取り組み)を脅かす脅威への対策において重要なファクターのことです。

ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)についてはこちらの記事でさらに詳しくご説明しております。
併せてご参照ください。
ISO27001とは?基本から解説します

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最後までお読みいただきありがとうございました。

中本 郁也
中本 郁也ISO主任審査員
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