ISO9001
COLUMNISO規格の知識コラム(ISO9001)
ISOを企業が取得する目的は、大まかに分けて「マーケティング視点の目的」と「マネジメント視点の目的」の2つが考えられます。
本記事では、G-CERTIが取り扱っているISO9001・ISO14001・ISO27001(ISMS)・ISO45001という4つのISO規格について、それぞれの規格の目的と取得することによってどのようなメリットが得られるのかを順番に解説致します。
ISO9001は品質管理の国際基準に基づき製品やサービスの品質を継続的に向上させることが目的の規格です。
簡単に言い換えると、ISOは「世界共通のものさし」を制定していて、ISO9001はその中でも「国際基準の品質を常に提供できるような社内体制(品質マネジメントシステム)を整え、顧客満足を目指す」ことが目的です。
ISO9001の目的を達成し、ISO9001を取得することで以下のようなメリットが得られると考えられます。
ISO9001を企業が取得する目的とその取得メリットについては以下の記事でさらに詳しく解説していますので、こちらもぜひご一読ください。
ISO9001を企業が取得する目的って?
ISO14001はサステナビリティ(持続可能性)の考えのもと、環境リスクの低減および環境への貢献と企業にとって利益になる活動を同時に達成することを目的としています。
「業務改善や経費削減をする」ことで、結果的に「環境への配慮もできるような活動を継続する」ことが求められているということです。
ISO14001の目的を達成し、ISO14001を取得することで以下のようなメリットが得られると考えられます。
ISO14001を企業が取得する目的とその取得メリットについては以下の記事でさらに詳しく解説していますので、こちらもぜひご一読ください。
ISO14001を企業が取得する目的って?
ISO27001は企業が保有する情報資産の「機密性」「完全性」「可用性」という3つの項目を確立し、適切にマネジメントして有効活用するための組織の枠組み作りを目的としています。
ISO27001(ISMS)における情報の「機密性」「完全性」「可用性」とは、
と定義されています。
ISO27001の目的を達成し、ISO27001を取得することで以下のようなメリットが得られると考えられます。
ISO27001を企業が取得する目的とその取得メリットについては以下の記事でさらに詳しく解説していますので、こちらもぜひご一読ください。
ISO27001(ISMS)を企業が取得する目的って?
ISO45001は業界や業種・規模の大小を問わずあらゆる企業を対象としており、職場において安全な労働環境を整えることを目的としています。
同様の目的を持った規格としてOHSAS18001がありますが、ISO45001はこのOHSAS18001の内容を踏襲しながらも各種補強や内容の追加が行われ、世界初の労働安全衛生に関する国際標準規格として発行されたものです。
ISO45001の目的を達成し、ISO45001を取得することで以下のようなメリットが得られると考えられます。
ISO45001を企業が取得する目的とその取得メリットについては以下の記事でさらに詳しく解説していますので、こちらもぜひご一読ください。
ISO45001を企業が取得する目的って?
いかがでしたか?
ISOを取得する目的は規格の種類や企業様のご状況によって様々かと思いますが、せっかく取得するのであれば取得することのメリットをしっかりと認識した上で、より意義のあるISO取得が目指せることが理想ですよね。
この記事がその一助となれば幸いです。
いいえ、実は難しくありません。
ただ、認証機関によって難易度は異なりますのでご注意下さい。
GCERTI-JAPANでは、審査通過率100%を維持しております。
組織がある目的や目標を達成するために、組織を効率的に管理・指揮するための仕組みのことです。
PDCAサイクルをまわしていく=計画→実行→評価→改善のフローを繰り返し行い継続的改善を実施することが基本となります。
「環境側面」とは、環境と相互に作用する又は相互に作用する可能性のある、組織の活動又は製品サービスの要素と規定されています。
組織を取り巻く環境(近隣住民・従業員・消費者・自然環境)などに影響する可能性がある、組織の活動や製品及びサーボスの要素を指します。
「環境影響」とは、有害か有益問わず、全体的に又は部分的に組織の環境側面から生じる、環境に対する変化を指します。
「環境活動」とは、省エネやごみの減量、環境に配慮した(環境への負荷を減らす)活動のことです。
「環境マネジメントシステム」とは、そもそもごみを減らすための仕組みの運用やエネルギーの使用量を減らすためのシステムのことです。
一見同じように見えますが、ISOは結果よりも過程を重視するため、結果が出るまでの前提や過程に重きを置いている点に違いがあります。
特定のリスクの低減を目的として行う対策のガイドラインのことを指します。
現行の規格では、114項目の管理策(達成するための手段)が設けられており、組織の状況に合わせ各項目についての取り組み(社内の運用ルール)を策定します。
対象となる範囲が異なります。
Pマーク(PMS)は個人情報が対象となり、ISO27001(ISMS)は組織や企業が所持している情報資産(個人情報も含まれうる)が対象となります。
範囲で言うとISO27001(ISMS)の方が多岐にわたります。
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